素人の漫画机

素人が漫画を描くとはこういうことさ。

【漫画制作948日目】構想メモ

「…なんか元気ない?」

明野くんの顔を覗き込むように話しかける真宵さん。

「あっ…いや、大したことじゃなくて」

「(なんか明野くんが元気なさそうな理由)ってだけだから…」

明野くんの口に指を当てて黙らせる真宵さん。

「理由は重要じゃないわ」

 

「君が何を感じて、私が何を感じるか」

 

「…落ち込んでいる人がいたら、理由はどうあれ慰めたり励ましたくなるでしょ?」

明野くんの口から指を離す真宵さん。

 

「ましてや君と私は“言葉の要らない関係”なんだから」

今度は自分の口に指を持っていく真宵さん。

 

明野くんのモノローグ

「“言葉の要らない関係”」

「僕らは気持ちを伝えるのに言葉を使う必要がない。“ある行動”をすることで相手の気持ちを直接感じることができるのだ」

 

真宵さんを制止する明野くん。

「いいよ!わざわざ真宵さんまで落ち込む必要ないよ!」

「…ほら、言うじゃない?」

「気持ちを分け合えば悲しみは半分に、喜びは2倍にって」

強行する真宵さん。

 

次の場面、テンションの低い2人。

「…これ、悲しみ半分になってる…?」

「ダメだわこれ、なんか楽しいことして喜び2倍摂取しましょ」