頭が少し冷えた気がする。
日直だった七星くんは学級日誌をつけ終わり、担任へ提出した。
担任は七星に頼み事をした。
「居眠り部だっけ?もしまだ残ってたら帰るよう起こしてあげて」
居眠り部…生徒の間では『放課後居眠り倶楽部』と定着しているが、それはいつも放課後机に突っ伏して居眠りしている十文字さんのことだ。
部活動をせず下校する生徒たちを『下校部』と呼ぶそのノリで生徒が呼び始めたのである。
「十文字さん、起き…」
教室に戻った七星は声をかけようとしたが、あまりに健やかな眠り顔だったため下校時刻ギリギリまで寝かせといてあげることにした。
いったん十文字の前の席に腰を下ろす。
「(なにかいい夢でも見てるんだろうか…)」
ここで自分も夢に落ちる七星。
こんな感じの導入でどうだ?
オチとしては、ミイラ取りがミイラになってしまって2人とも下校時刻過ぎまで居眠りしてしまう、というのが王道であろう。
これで4ページに組み立てられるか試行錯誤していくぞい。