もう何もかもが違う。…何もかもは言い過ぎか。
これまでと比べるとコマ数詰め込み過ぎてて大ゴマを使えてない感があるんだけど、1ページあたりのコマ数は5〜6コマと平均的なので、いかに緩急をつけてコマを割れるかにかかっている。
…それをやるのがネームでは?
実は今回はページに文字だけを全て書き、コマを割って絵を入れるという手法を取った。
果たしてどのような利があったかは体感できなかったが(ネームはどうあがいても頭の中で完成ページをイメージしながら作業することになるので、いつもみたいに先にページをコマで分割するのと特に変わらない気がする)、最近読んだ本の影響で文字を先行させようと思ったのである。漫画なのに、絵ではなく。
今回の題材が夢であることもそれを後押ししていると思う。細かいことは言語化出来ていないのでここには書けないが…夢の視覚情報は恐らく思っている以上に少ない。
夢の中で会話したあの人が着ていた服を思い出せるだろうか?
そんなところまでいちいち見てないというのが答えだろうが、それは意識的に見てないのではなく、そもそも見えていない(脳がイメージしていない)のではないか。
何が言いたいかというと会話文だけ読んでもある程度成立するものを目指したかったのだ。
だって夢はそれでも成立している気がするから。。。