ネームの4ページ目。
4ページで収まらんかったな…いっそ8ページか16ページ(モチカワの16倍!大長編だ…)くらいにして読み切り漫画にしようかと画策中。
と、いうのもジャンプ+主催の「漫画家のツドイ」というイベントに足を運んでみまして。
編集者・ゲスト漫画家さんのお話を聞いたり、現役漫画家さんへのアンケート(キャラクター作りのこととか、ネタ作りのこととか)を見たり、まぁなんか色々できました。
なんと漫画の持ち込みコーナーまで解説されていたので、記念持ち込みしました。
大変失礼な話ですが、ご予約殺到のためお時間10分と聞いて勝手にイベント用のライトなコーナーだと思って『モチカワ』を持ち込みました。
せめて6ページ(タイトル・後付け除く)構成のバカの国食紀行の方がいいかな?とも思ったけど、「何を描いたの?」と聞かれた時に「かけることだけ描きました」としか答えられないので…
こんな読み切りでもない連載狙いにきてるわけでもない謎漫画に時間を割いてくださって本当にありがとうございました。。。
記憶に残ってるところで2つほど備忘録を取らせてもらうと、1つ目はギャップがないというお話。
1ページごとに落とそうとしてるので、モチモチにだけ焦点を絞って描いたのだけど、読む側としてはキャラクター性が分からないので、「まぁかわいいけど愛着は湧かないよね…」ということなのだろうと受け取った。
巷で大人気の『僕ヤバ』の山田を例に出された。世間的には「背の高いカッコいいモデル」な山田が学校では…という、誰が見ても分かりやすいし、王道な感じ。
完璧超人に弱点を持たせて人間味を強調するようなモノだよね?多分。
そしてギャップがないので百千川の魅力が足りない。
モチモチされてるのがかわいいのではなく、本質はモチモチされる時の振る舞いにあるのではないか、ということらしい。
自分ではなんとなく子犬的、子猫的なかわいさだなぁと思っていたところを、例えば顔を自分に向けて顎を差し出してくる仕草とかより具体的なイメージにできたらいいね、と。
それが普段はクールで人を寄せ付けないオーラの人が出してきたらキャップでおっ!?となるよね、と。
確かに。(小並感)
2つ目はモチモチ一本では話を転がすのに苦しいこと。俺自身もネタ切れ感を感じているところではあったのだけど、そういうことではなく…
かけ算が起こらない、と。
『実は私は』という漫画を例に出されたのだが、周りに正体を隠すヒロイン、正体を知ってしまった主人公、周りに正体を隠すクラスメートA、B、C…と、主人公の日常に異質なモノが複数投入されてかけ算を起こしている。
モチカワの場合、かろうじて異質なのがモチモチする関係にあるということだけなので、要素の足し引き算はあっても、かけ算で展開がぶっ飛んでいくことはない…ということだと受け取った。
モチカワの側に置く木下鳥くんは読者と同じ視点で見れる平々凡々人にしようとなんとなく思っていたのだが、平々凡々人は舞台装置としての力が弱いのだ。やはり。
これはキャラを濃くするために木下鳥くんに超能力を持たせるとかいうことではなく、もっと主張の激しいキャラにしろってことなのかな。。。
ところで『僕ヤバ』だの『実は私は』だの、あとは講演会に登壇した編集者さんからも『刃牙』なんかの話をされたんだけど、俺だけ間違ってチャンピオンのイベントに行ってなかった?大丈夫?