素人の漫画机

素人が漫画を描くとはこういうことさ。

【漫画制作681日目】構想メモ

夜9時、(中略)小輪刈。

小輪刈「(次は一緒に帰る人探そ…)」

そんな小輪刈の背後に忍び寄る影。

お化け「美味しそうな匂いがする」

 

声に驚き振り向く小輪刈。足がもつれて尻餅をつく。背後にいたのは女。顔は髪に隠れてて見えない。

お化け「いいなァ…食べたいなァ…」

そう言って近づいてくる女。

小輪刈「(食べっ…!?なんっ…!!何だコイツ…!?)」

パニックになる小輪刈。逃げ出せない。

小輪刈の前でしゃがみ込む女。

お化け「いただきます」

末路を悟ってギュッと目を閉じる小輪刈。

 

お化け「いや〜マジ美味いわ」

メロンパンを頬張る女。

小輪刈「え…!?」

うっすら目を開ける小輪刈。

小輪刈「あっ…そのメロンパン…!!」

小輪刈「まさか…!?ない!夜食にしようと思って買った個数限定販売のメロンパンがない!!」

鞄を確認する小輪刈。

お化け「そうなの?そりゃお前運がよかったのな」

小輪刈「え、そんなことは…(いや運は悪いだろ!!変質者に夜食食われて…)(ってか食べたいってそっちのことだったのかよ!!)」

心の余裕が戻ってきた小輪刈。

小輪刈「(これ以上関わる前に逃げよう…)」

小輪刈の背後から声をかける女。

お化け「いや、ホント運がよかったよ」

 

お化け「ホントはお前の方を食べに来たんだから」

髪の隙間からお化けの凶悪そうな顔がチラ見え。

小輪刈「えっ…(ゾッ)」

お化け「でも今夜はメロンパンの美味しさに免じて見逃してあげるよ。気をつけて帰りな」

そういうと闇に消えていくお化け。

再び道にへたり込んでしまった小輪刈。

小輪刈「な、なんなんだアイツ…」

 

ちなみに塾生の間ではしばらく限定メロンパン争奪戦争が起きた。

 

 

みたいなんでどうかな。