帰り道が同じ方向の女子と一緒になった。
かわいいな…
具体的に何がって訳じゃないけど、背丈もかわいいし髪型もかわいいし歩いてるのもかわいい。もう女子ってだけでもかわいいし、何より同じ方向ってだけで一緒に帰ってくれてるのがかわいい…
「…くん」
「明野くん!」
「あ、ごめん、なに?」
「飲み物買っていい?」
ガシャコ
「…ぼーっとして何考えてたの?」
「え?…いやー…」
「?」
「真宵さんかわいいなって」
ブッ
ゴホゴホ
「大丈夫?」
グワッ
ピシィ─z__ッ
明野くんの口に指を当てる真宵さん。
「そういう冗談は嫌いだわ」
指を離して自分の口に当てる真宵さん。
明野くんの思考が流れ込んでくる。
「(別に冗談ではないんだけどな…)」
「…じ」
「…冗談じゃなくても好きじゃないわ」
「えぇ…ごめん」
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このくらいなら4ページに収められるんじゃないか。