塗り作業を残しているけど、ちょっと今夜は作業お休み。
構想というほどでもないけど、昔見た「漫画の描き方」とか「読み切り漫画講座」みたいなのを思い返して、どんな要素があればより「漫画」らしくなりそうか考えていた。
キャラクターに目的がある
以前の記事にもちょっと書いた気がするけど、キャラクターが目的を持っているとそのキャラクターの行動に説得力が出るよねという話。
いわゆる脚本ありきで、キャラクターが操り人形になってしまうのを避けられる。
俺自身シーンから思いつくタイプなので耳の痛い話。
昨日書いたメモの『男女宮さんにふさわしい「味」になってみせる』みたいな明確な目標をキャラクターが掲げるというのは大事かもしれない。
読者とキャラクターだけの秘密を設ける
これは昔どっかで見た講座の受け売りだけど、キャラクターが胸に秘めている思いなど、劇中でキャラクター本人以外誰も知らない秘密を読者にだけ開示しておく、という手法。
単純に秘密がバレそうになったときのスリルをキャラクターと共有できるし、読者に「自分だけは知っている」という特別感を植えつけることができる。
秘密をバラさないよう孤立無援の状態になったキャラクターを、読者だけは理解し、応援することができるのだ。
人知れず世界を救った英雄とかね。俺はそういうの好きだよ。(
キャラクターの心情が変化する
これも昔見た講座の受け売りで、しかもジャンルに依存する話のような気がするけど、キャラクターの心情を(どんな軽いものでもいいので)変化させるのがそもそもの物語の役割であるという話。
恋に落ちる話なんかはそのまんまだし、
キャラクターが持ってるコンプレックスを受け入れてくれる相手が現れてコンプレックスを解消する話なんてのもよく見るよね。
あとはへっぽこくんが土壇場で勇気を振り絞って悪と戦う話とか。
ほかにも、最初から最後までかっこいいヒーローの話でも、脇役な少年少女が出てきてヒーローの生き様に惚れたりするよね。変化するキャラクターは主役でなくても良い。
でもギャグ漫画とかには必要ない要素なんじゃないかと思ったり。
こういう要素を4P恋愛漫画に入れるとなるとやっぱり相手のことが好きなんだけど自信のないキャラクターが一番描きやすそうな気がする。
「相手と仲良くなりたい」という目的があって、
「少しでもよく見せようとして本当の自分を隠している」という秘密があって、
「本音でぶつかって少しずつ受け入れ、受け入れられていく」という変化を描く。
みたいな?
いきなり全部ぶっ込むのは無理にしても、こういう要素が入るように意識したいなぁ。