続き。
倒れた早太。しかしそのまま普通に気がつく。
顔を上げると潤から声をかけられる。
「起きたみたいね」
「あれ…?」
てっきり自分が死んだと思った早太。どっこいまだ生きてる?
ここで鼓動がまだ鎮まってないことに気づく。潤が声をかけてくるが話してるどころじゃない。
神大院早太(しんたいいんそうた)華徳高校1年E組出席番号11番。総合メディア研究会。風紀委員。
成績は中の上、前回試験は学年93位。得意科目は数学。体育は苦手。
交友関係は狭く深いタイプ。昼食は友達と教室で食べる。
急に早太のプロフィールを語り始める潤。何でそんなこと知ってるんだ?
ここで急に近づいてくる潤。早太の胸に手を当てる。
「心臓はどう?」
「!!」
理解が追いつかない早太。何故心臓のことを?
「…なんで…?」
早太の手を取って自分の胸に当てる潤。
「私と同じ」
早太の手に伝わる潤の鼓動。早鐘。何故潤はこれで冷静なのか?(小並感)
「止めたい?」
潤は治す方法を知っている?早太は首を縦に振る。
…と、取り敢えずここまで。