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「…で、娘の様子はどうだった?」
「はぁ、それはもう大きくなられて…」
「え、半年なのに?…成長期かな」
父親に諸々報告するお付き。父親の命で人間社会に娘の様子を見に行っていたのだった。
〜回想〜
「何コレェ!?」
「お嬢ですよ、お菓子の食べ過ぎですね」
「なんで…?今まで普通に痩せてたのに」
「…これは憶測ですが」
「?」
「我々おばけ族は人間を怖がらせるために変身能力を持っています」
「お嬢は人間社会のお菓子を爆食しまくり順調に太っていく体を無意識のうちに痩せた体に変身して隠していたのでは」
「すると太れば太るほど変身能力に使うエネルギーも大きくなっていき、お嬢のおばけパワー残量は少なくなっていく…」
「そ、そういうことだったの…」
「そして真のお姿を解放した今、体型維持に使われていたおばけパワーも一気に解放され圧倒的オーラを放っていると」
「やっぱり潰してやろうかな」
〜回想終わり〜
「ちょこちょこ顔を出してほしいと伝えてくれんか、寂しいから」
「…いえ、しばらくは顔を出されないかと」
がんばって走ってるお嬢。
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これでとりあえず終わり。
オチのために、お付きはお嬢の偵察に来ていたこととか、お嬢はお菓子を食べまくっていることとかあたりを補完しておかないといけないな。。。