素人の漫画机

素人が漫画を描くとはこういうことさ。

【デジタルイラスト制作】ゲームキャラのファンアート【BLAZBLUE】

今日(4月2日)が誕生日ということにかこつけてイラストを描いた。

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これが思いのほか会心の出来になったので調子にのってブログに載っけたうえに制作過程を晒してみる。

 

 

 

1.下書き

今回制作したのは『BLAZBLUE』という対戦格闘ゲームシリーズに登場するリスの獣人(作中では「亜人」と表現される)マコト=ナナヤというキャラクターのイラストだ。

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衣装やら装飾やらは公式サイトのイラストを参考にするので、下書きではほぼ描かない。

ただし彼女が腕に装備している特徴的な十字型のトンファーはそらでパースを取りながら描けないので下書きする。特にパースがキツい方は念入り。

 

2.顔の作画

次に顔を描いていく。

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まっさらな状態から人物を描くときは輪郭から描くことが多いのだが、最近は何かの技法書か解説動画で顔から描け!みたいなのを見たので顔から描いている。

(輪郭を先に描くと輪郭のパースと顔のパースがズレやすいとかなんかそんな話だった気がするが、細かい理屈は忘れた)

 

ここで彼女のキャラクター(元気、快活)と自分の描いた表情が乖離している気がしたので何パターンか差分を作った。

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本来なら目の形から吟味すべきところだが、出鼻を挫かれると完成できなくなる可能性があるので眉と口だけいじった。

なんだかんだ自分で描いたものには愛着が湧いてしまってどれも捨てがたかったが、今回は左下のキリッとした眉に笑った口に決める。

 

3.体の作画

先述の通り、公式サイトのイラストを参考にしながら残りの部分の作画を進めていく。

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トンファーは面倒くさいので後回し。尻尾は描き忘れたので後回し。()

すでに綺麗に整えてあるが、よく分からん部分は体の線を先に描いて、衣服の線を描いた後に体の線を消している。

線画を誤削除しないように都度レイヤーを分けながら作業したが、最終的には髪で1枚、体で1枚のレイヤーにすべて統合した。

 

4.トンファー・尻尾の作画

トンファー用にレイヤーを1枚追加して作画していく。

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最初からトンファーと体、どっちが手前か?を考えて描くと死んでしまうので先ずはトンファーをビシッと描いてしまう。

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そして要らないところを消す。

消す箇所が多いとなかなかショックだが、こればかりは仕方がない。

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尻尾も同様に、尻尾用レイヤーを追加してビシッと描く。

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そして消す。

 

ここで下書きを非表示にして描き漏れがないか確認する。

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線画の完成である。

 

5.下塗り

…という言葉が正しいかどうかは知らないのだが()、この後エアブラシツールで適当に塗りたくるためのベースとなる色を塗っていく。

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塗り方は人によると思うが、今回は影も何もなくただただのっぺりと塗る。

ちなみに全部1枚のレイヤーに塗った。

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そしてレイヤーを追加して瞳の部分を描き込む。

間違えてちょっとエアブラシが乗ってるのはご愛嬌。

 

6.エアブラシで影付け、ハイライト描き込み

ここは何もかもフィーリングで塗る。

色の作り方も塗り方も何もかも勉強していないので適当なのである。

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一応場所によって乗せる色を変えているので、余計なところを塗ってしまわないように塗りたい場所を選択ツールで選択しながら塗っていく。

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最後に目のハイライトをちょちょっと描き込む。

 

7.背景を描く

という気力は残っていないので適当な図形を置く。

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これもセオリーを知らないけど、キャラクターのシルエットに近い図形がいいのかもしれない。

色はキャラクターに使ってる色から引っ張ってきた。手抜きと言えば手抜きだし、統一感があると言えば統一感がある。()

 

しかしこのままでは背景とキャラクターの色が被ってしまってボヤけてしまう箇所が出てくる。

なのでキャラクターのシルエットを白く塗り潰して、少しだけぼかしをかける。

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この上に先ほど塗ったキャラクターの色を置くと、キャラクターのシルエットに沿って白いモヤの縁取りができる。

 

8.完成

やったぜ。

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普段「線画だけで鑑賞に耐えうるイラストにしよう」と意気込んでいるので、線画までは気合が入っているのだが、塗りから先はなかなか好きにならない…

 

好きこそものの何とやらともいうから好きになれるに越したことはないんだが…みんなどうやって塗りが好きになるんだろう。

 

塗り絵?

 

9.余談

このマコト=ナナヤというキャラクターは、私がBLAZBLUEを遊んでいたときにメインキャラクターとして使っていたキャラクターだ。

2Pカラーだから元の色と違って赤いけど、右側にいるのがマコトだ。

カッコいいだろう?()